チャートは心理の鏡

マーケットで株価が決定する仕組みは
1.買いたい人がこの値段で何株買いたいという注文を出す。
2.売りたい人がこの値段で何株売りたいという注文を出す。
1.と2.の値段が一致したら売買が決定(=約定)する。
というものです。

約定があったらその時の値段がチャートに表示されます。

ここで、トレーダーとして知っておきたい大事なことは
全員が自分と同じ基準で取引を行っているわけではないということです。

企業価値を調べて、この値段が妥当だと考えて取引している人もいれば
チャートだけを見て取引している人もいます。
株主優待やブランドイメージで取引している人もいます。
ニュースや、新聞、雑誌の情報で取引している人もいます。
AIを使って一定の条件で取引している人もいます。
これらを組み合わせて取引している人もいるでしょう。

どれが正しいやり方だというつもりはありませんが、
ただ、真実として、チャートは全ての人の思惑を映し出した鏡ということが言えます。

そして、チャートを見ればわかりますが、
どの銘柄のチャートにも流れがあります。
これはその銘柄を取引している全ての人達の心理の流れ、と言うことができます。

ですので、価格が色々な人たちの思惑で動く以上、
トレーダーとしては全ての人の思惑を反映するチャートを見て
短期間でどちらの方向に価格が流れるかを察知すれば良い
ということになります。

また、マーケットには色んな人が参加していることを理解することで
自分の考えが正しいんだ!と固執して、
損を確定するのを先延ばしにして大きく資金を減らしてしまったり、
もっとたくさんの利益を得られたのに、小さな利益にしかならなかった。
ということに対処できるでしょう。

“チャートは心理の鏡” への 2 件のフィードバック

  1. こんばんは。
    チャートから全ての人達の思惑を読み取るのは難しいですね^^;
    テクニカルで判断するとしても、自分の判断に固執しないように
    心がけようと思いました。ありがとうございます。

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    1. takafumiさん

      いつもコメント有難うございます!
      そうですよね。
      そのテクニカルに自分だけが気づいている、という状況もあり得るので
      常に複数の視点でトレードできるよう心がけたいところですね!

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